托鉢ブログ

ちょっとためになる話かも、

今日、
師と我が社の皆と食事中。


「朝のラジオ聴いた者はおるね」
師が突然言われた。
若干一名を除いて、聴いた者はいなかったので、
どんな話だろうと、皆、耳を傾けた。


「姑(しゅうとめ)を殺したいほど憎い嫁がいて、
ある時、お医者さんに毒薬で殺してもらう相談をするったいね」


「そしたら、お医者さんが言うには、
いっぺんで死んだら、貴女が疑われるから、
ちょうど一ヶ月後に死ぬように、私が薬を調合してあげよう。
と、言う訳よ」


「そして、ちょうど一ヶ月たった時、
姑が嫁に言うわけ。
貴女ほど良い嫁はいません。
本当に良く仕えてくれました。
感謝しています。と」


(んっ?死ななかったの)


その?に答えるように師は話を続けられた。


「その医者は、薬を渡すときにこう言うわけよ。
そのかわり、薬を飲ませるときに、何かひとつ感謝の言葉をいいなさいと。
貴女も一ヶ月辛抱すれば、自由になれるわけだから、できるでしょうと」


「感謝するが一番よか!」
師はそう言われて、話を終えられた。


(じゃあ、毒薬ではなかったわけだ)


もう、別の話を始められた師に私は訊ねた。
「先生、その薬は弊害のないものだったのですか」
「そうたい、メリケン粉・・いや、そば粉だった」


(なんと、ニクイ処方箋であることか)
ここで言う『ニクイ』は
"えもいわれぬすばらしい"と言う意味で使っています。

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