托鉢ブログ

托鉢日記ー千早ぶる神代の・・・糸島市千早新田にて

DVC00021.JPGのサムネール画像
千早新田の仙厓歌碑」


久々の日曜日の托鉢に出た。
二丈のすぐ隣に位置する加布里(かふり)と隣り合わせているにもかかわらず、
何故かいままで私とは縁がなかった千早新田である。
加布里から、弁天橋を志摩方面へはいつも車を走らせているというのに。


数日前から千早新田が頭にうかんでいた。
今日は弁天橋の手前から右折して、ついに足を踏み入れたのだった。(そんなたいそうな)


「仙厓歌碑」がすぐ目に止まった。
"千早振神代の海を田作りて民もゆたかに歌ひ舞里"
日本最初の禅寺、聖福寺の住職、仙厓和尚が、
天保四年(1833)この地の干拓工事の完成をいわって作った歌だということです。
干拓によりできたこの地名を歌にちなんで「千早新田」と名付けられたと案内板には書いてありました。


神代の昔からの海を田に作り変えて喜ぶ住民が
豊かに歌い舞っているという意味だそうです。
じゃあ、千早ぶるの意味はどういうこと?と思って調べてみると、
枕詞、接頭語であって、その後に「神」という語が続くらしい。
"歌舞里"(歌ひ舞里)は当時の港の地名「加布里」のパロディであることが、
いかにも仙厓和尚さんらしいユーモアを感じます。と案内板にあります。


さて、へっぱく(むだ話)がすぎました。


「こんにちは、お仕事中にすみません」
庭先で作業をしているおばちゃんに声をかけた。
「手は離せませんよ」
「はいどうぞ、手は休めずに聞いてください」
「今日は私たちの"まごころサポートクラブ"と申しまして、
新しいタイプの会員制度のご案内で来たんですよ」
「うちは農家だからね」
なるほど!!(JA職員?)
「盆栽、すごいですね。これだけの数あるってことは・・・
趣味ですか?出荷してるんですか?」
「趣味が高じてね・・」
「もう二十年になるよ」
「なんでも続けることが大事ですね」
「そうよ」
「私たちも十年過ぎました」
「じゃあだいぶ、お得意さんも増えたでしょ」
「はい。おかげさまで」
「じゃあ五十はすぎたかね」
「はい。過ぎたところです」
だいぶサバ読むことにはなるが話をあわせた。
「おじゃましました」
「がんばりなっせ」


これが托鉢のいいところです。
まあ望めないお客様であってもカンバセーションを楽しめます。


カテゴリ 托鉢日記

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