神宮皇后の足跡(三)雉琴神社
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二丈町から県道大野城二丈線を東へ走ると、
県道沿いに『雉琴神社』(前原市飯原)がある。
ここも神宮皇后のゆかりの地である。
祭神は日本武尊である。
このいわれについては、『古事記』に記述されているらしい。
神社の石碑には次のように刻まれている。
昔、神宮皇后高須より御坂(三坂)を経て雷山に登り給い
層々木岳にて天神地祇を祀り戦勝を祈り給う後山サガリ(嵯峨里)
給い此所に宿陣し給う夜夢枕に日本武尊がたたれ賊徒討伐の法を
教えられたという・・・
そのくだりについては鎮懐石八幡宮の宮司さんにいただいた資料、
"糸島風土記"から引用してみます。
飯原の奇夢
その夜、皇后の夢枕にむかしの武人である日本武尊(やまとたけるのみこと)
の姿があらわれた。そして、
「そなたが三韓を早く討ちたいという気持ちはわからぬではないしかし秋月の羽白は
亡夫のカタキである。かつ先帝は、そなたの意見とちがい羽白をさきに討とうと主張
されていたではないか。ここはひと先ず三韓をあと廻しにして、秋月に向かった方がよい」
と告げるや、そのまま姿をかき消してしまった。
その夜が明けた。皇后はまどろみの中で美妙な琴の音をきかれた。
そしてふと目をさましてみると、いま明けようとする東の窓に、
一羽のキジが美しい羽根をひろげてとびったていった。
「なんという美しい」
武将とはいえさすがに女性、ゆうべの夢といい、けさの琴の音やキジの羽根といい、
この地こそこの世の極楽郷であろうと思われた。
そのご、皇后は三韓から凱旋されたのち、この地に日本武尊の霊をまつり、
名も雉琴(きじこと)神社と命名された。
2008/3/27 公開
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