托鉢ブログ

「聞法」とは行じること-お地蔵様が笑ったー

"聞法の真髄"を投稿した翌朝のことでした。(10/2)
「どうね、昨日で解ったろう」
師が私に声をかけた。


「はい、嬉しくてブログに書きました」
「なんと書いたね」
「はい、Tさんのことを書きました」
「そうたい、掃除をし続けていると、なんとのう嬉しくなってくるとたい」


Tさんはいつも、ただ無心に掃除をなさっている。
なんとのう軽くなって嬉しいのだと言う。


そして、師は一言で言われた。
「聞法とは行じること!」

「どうね、昨日で解ったろう」
嬉しかったその昨日のことを書かかねばならない。


実は、わたしも師の言いつけで、お地蔵さまの掃除をさせていただいた。
「お地蔵さんが、しろしかろうやと思うてね」と師が言われる。
("しろしか"とは糸島弁で、せつない?つらい?とほほ?うまく訳せない)
「六地蔵はなんと思う」
「六道だと・・」
「うん」


苔むしたお地蔵さまを、おそるおそる掃除をしているわたしの後ろから
師が問いかける。
「お地蔵さんも気にならなくならんとな」
「地獄を超さんと」
(六道とは地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天のことで、人はこの六道を輪廻するといわれているが、
師は一言で地獄と言う)。
お地蔵さまが六体並んでいるのを「六地蔵」という。


「顔をきれいにしてあげたいな」
師の言葉に、ふっと解するところがあった。


お地蔵さまの顔をきれいに擦っていくうちに、だんだん無心になっていく。
"こしごしとやらんとな"師がよくいわれる言葉が心にしみこんでいく。
お地蔵さまを擦ったりして良いのだろうかという思いも消えて、
ただ、ひたすらに作業をつづけた。


「ほら、お地蔵さんが笑った」
師が言われた。
師の言葉に少し離れてお地蔵さまを見てみると、
しろしかったお地蔵さまのお顔がが確かに笑っているのである。

かてごり 師の教え


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