「戒名」という生き方
托鉢していると、いろんな事を尋ねられる。
駆け出しの頃(托鉢の)は、知らないことを聞かれはしまいかと
身構えたものだった。
特に、福岡の地名など無知に等しかった。
今は、逆に教えてくださいという位の気持ちでいる。
ある時、お客様と戒名の話になった。
「戒名を先にいただくことはできるんですか」
多くの人は、戒名は亡くなってから授かるものと思っている
「お坊さんは皆、戒名があると思いますよ」
「普通の人は?」
「普通の人もいると思いますよ」
「戒名をいただくというのは、戒律を守って生きていこうという事だと思います」
「だから、戒律を授かり、仏様の教えに従って生きていこうとする人は、
戒名をいただけると思いますが」
思うところを答えた。
後で調べてみると、次のようにある。
「戒名」とは、仏教教団に入り戒律を守ることを誓った者に与えられる名前のことです。
本来は出家した僧にのみ与えられるものでしたが、出家しない在家の檀信徒(だんしんと)
も授戒会(じゅかいえ)に加わって戒を受けることにより、仏法に帰依(きえ)した者として
戒名を与えられるようになりました。(中略)江戸時代以降、寺檀制度が確立する中で、
亡くなった人に「授戒」して戒名を与えることが一般的となりました。
(葬儀概論よりー私たちのよすがとする本ですー)
たしかに葬儀の時、たとえば曹洞宗では、「授戒」があり、そののちに「引導」ある。
「戒名」という呼び方が一般的であるけれど、宗派により違いがある。
真宗では「法名」といい、日蓮宗では「法号」という。
この方にならい、
死ぬときを待つまでもなく、
「戒名」という生き方をしていこう。
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